カフジ・ビエガ国立公園

ポポフについて地図


アフリカ中央部に南北に連なるいくつかの湖があります。そのうちのひとつがキブ湖で、アフリカのスイスと呼ばれる美しい高原として知られています。カフジ・ビエガ国立公園(6,000km2)はキブ湖の西側にあり、最高峰のカフジ山(標高3306m)を含む高地部(600km2)と西方の広大なコンゴ盆地へとつながる低地の熱帯雨林とから成ります。コンゴ民主共和国(旧ザイール)は、1970年にゴリラの保護を目的として高地部を国立公園に指定し、1980年には公園を低地部へと拡張しました。同年、この公園はユネスコにより世界のかけがえのない自然遺産として登録されています。

 

高地部は 山地林性の一次林と二次林、竹林、湿地から成っており、小さなパイナップルのようなブワンバの実、ビワに似たムゴレの実がなり、ゴリラやチンパンジーが食 べにやってきます。ゾウ、モリオオイノシシ、ブッシュバックなどの他、ブルーモンキーやクロシロコロブスなど8種類のサルが暮らしています。くちばしの大 きなサイチョウがバサバサと大きな羽音を立てて飛び交い、羽の赤いタラコウがブルッコッコと鳴きながら樹間を滑空します。

       

 

低地部に はこれらの動物に加えてバッファロー、シタトゥンガ、ボンゴなどの大型哺乳類、アカオザルやアカコロブスなど色彩豊かな12種類のサルが生息しています。 今世紀になって発見されたコンゴクジャクも目撃例があります。地形は谷の深い山地ですが、幾重もの川が縦横に走っていて樹木も背が高く、森の中はいつも薄 暗く湿っています。蘭や着生植物が入れ替わり立ち替わりさまざまな花を咲かせ、無数のチョウが乱舞しています。昼は甲高いセミの声、夜はもの哀しいカエル の声があたりに満ち、夜半になると赤ん坊の泣き声のようなハイラックスの叫び声が闇夜を切り裂きます。

 

こういった美しい自然に生きるゴリラを見せようと、1970年代からゴリラ・ツアーが行われてきました。初代保護官のアドリアン・ディスクリベールがはじめ、今でも2つの人慣れしたゴリラ集団が観光客の訪問を受け入れています。

 地図

カフジ・ビエガ国立公園とキブ湖周辺の衛星写真と地図 (by Google)

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